2025年05月15日

AI回答の深掘り 03 未来の自動車の謎

↑ トヨタの水素自動車「MIRAI(ミライ)」。こちらから転載させて頂きました。
↑ 米空軍のエアカー(Flying car)。こちらから転載させて頂きました。
↑ マジンガーZがジェットスクランダーと合体する場面。こちらから転載させて頂きました。
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GROKさんに手伝ってもらって現況の「未来の自動車」について試算をしてみました。あくまでも試算です、あくまでも、、、。

(1)水素自動車
すでにトヨタ自動車からミライという車種が販売されていて、700万円台から購入可能です。ホンダからもリース専用車ですが800万円で売られています。

運転時に二酸化炭素を発生させないというのが売り物ですが、自動車自体を製造する際に二酸化炭素が発生します。また、水素を製造する際にも、最もよく利用される方法(SMR)では、二酸化炭素が発生します。

その二酸化炭素発生量を通常のガソリンエンジン車のそれと比較することを試みました。運転時だけでなく製造時の発生量も含めての試算です。廃車過程における二酸化炭素発生量は考慮していません。

公平な比較とするために、自動車の性能を同等と仮定しました。車重、乗車定員、航続距離(1000km)、パワー、トルク、積載重量を同じとしました。こんな難しい条件の下でもGROKさんは頑張って計算してくれます(笑)。

製造過程における二酸化炭素発生量は水素自動車の方がガソリンエンジン車よりも多いので、運転時にその差を挽回するというシナリオを想定しました。「どのくらいの距離を運転すると水素自動車はガソリンエンジン車よりも二酸化炭素発生総量を少なくすることができるか」という問題設定です。

答は「3万キロ~4万キロ」でした。

ただし、これには水素ガス供給設備を新設する際に発生する二酸化炭素発生量は含まれていません。これを考慮すると、、、、二酸化炭素発生総量はガソリンエンジン車と大差ないのではないか、、、と考えたのは秘密です。


(2)空飛ぶ自動車
正直なところ、私にはこの自動車が大衆化するイメージがよく分かっていません。現在の自動車のように多くの人々が便利に利用するというイメージが空飛ぶ自動車に当てはまらないのですです。よく分かっている方がおられたら是非教えて頂ければと考えます。

仕方がないので、渋滞回避の一手法と位置付けました。間違っているかもしれませんが、、、。

まず、上記写真や大阪万博のデモ機のように一人乗りを想定しようかとも考えましたが、すでに渋滞に強い「オートバイ」という乗り物が存在します。オートバイに勝る実用性やコスパは期待できそうもないので、この想定はボツとしました。

実用性を考慮すると現状のガソリンエンジン車の屋根にドローンを据え付けるような構成を想定するのがよかろうと考えました。私の年代には懐かしい「マジンガーZ」が空を飛ぶために「飛行装置(ジェットスクランダー)」を背負うスタイルです。これも間違っているかもしれませんが、取り敢えずの試算ですので、ご容赦ください。

ところが、この構成についてGROKさんに質問したところ、回答が途中で日本語から英語になってしまいました。一体、どういうことでしょうか(笑)。

答は1350kgの普通乗用車を空中浮揚させるためのドローンの重量は約1000kgになるとのことでした。つまり、地上走行に快適さを与えてくれる現状の自動車に、渋滞回避のための空中浮遊機能を装備させるには「常に1000kgの荷物」を背負う必要があるということです。燃費の悪化は不可避ですし、トンネルを通過できるかどうかも怪しいところです(が、トンネル自体を飛行で回避しますか?)。

いっそのこと、マジンガーZのジェットスクランダーのように「渋滞脱出を是が非でも」というニーズのある車のみに浮遊装置が空から駆け付けるサービスとした方がよいかもしれませんね。
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Posted by 島田市岸町の工学博士 土屋昌弘(つちやまさひろ) at 05:51Comments(0)社会島田科学技術教育振興会